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【北のアルプ美術館】山の文芸誌「アルプ」の世界を伝える美術館|斜里町

知床斜里・北のアルプ美術館

哲学者の串田孫一さん(1915〜2005)が中心となり、多くの作家、画家らが参加した山の文芸誌が、かつてありました。その名も「アルプ」。北のアルプ美術館は、アルプに魅了された山崎猛館長が、その精神を引き継ごうと1992年にオープンした私設美術館です。

アルプに関連するたくさんの本や絵画に囲まれて、時がゆったり流れるような柔らかな雰囲気に包まれています。

山や登山が好きな人、文学や芸術が好きな人はもちろん、アルプを知らなくてもその世界観にじっくり浸れるおすすめスポットです。

<多彩なアルプ作家たち>

知床斜里・北のアルプ美術館

アルプは1958年〜83年に創文社より刊行され、串田さんのほか、尾崎喜八さんや辻まことさん、畦地梅太郎さん、深田久弥さん、草野心平さんら多くの詩人、画家らが原稿を寄せました。上質な紙に木版画のイラストがあしらわれた、とても洗練されたデザインです。

知床斜里・北のアルプ美術館

北のアルプ美術館には、多彩な作家たちの生原稿やスケッチブックなどが展示されています。山や自然と真摯に向き合って紡ぎ出された芸術作品たちです。

知床斜里・北のアルプ美術館

菓子メーカー、六花亭の包装紙イラストで有名な北海道の画家、坂本直行さんが描いた知床五湖のスケッチブックもあります。

<串田孫一さんの居間と書斎>

知床斜里・北のアルプ美術館

こちらは復元された串田孫一さんの居間です。たくさんの本やルンペンストーブ、手作りの椅子などがあり、目を閉じれば、串田さんや編集者の方が談笑されている風景が浮かぶような、温かな空間が再現されています。

知床斜里・北のアルプ美術館

こちらの展示室には串田さんの著作物や絵画が中心に展示されているほか、串田さんが創作活動を行った書斎も復元されています。

知床斜里・北のアルプ美術館

北のアルプ美術館では、毎年企画展も開催されており、2016年9月25日までは、詩人・画家の田中清光さんの作品が展示されています。デカルコマニーという手法で描かれた絵画は、独特の色合いがとても美しいです。

知床斜里・北のアルプ美術館

美術館の建物は、1961年に建設された三井農林斜里事業所の元社員寮でもあります。山荘風の歴史ある建物と周囲の白樺林が、アルプのイメージにぴったりです。

何かと動きの速い世の中ですが、旅の途中、アルプの世界をゆったり、じっくり味わって心の栄養を蓄えてみてはいかがでしょうか?

施設概要:北のアルプ美術館
斜里町朝日町11−2
・JR知床斜里駅より車で3分
・JR網走駅より車で40分
・女満別空港より車で1時間
TEL:0152-23-4000
開館時間:10時〜17時(6〜10月)、10時〜16時(11〜5月)
休館日:毎週月、火曜日、年末年始、冬期(12月中旬〜2月末)
入館料無料
http://www.alp-museum.org/

知床・斜里の観光情報はこちら

知床斜里町観光協会
Tel:0152-22-2125

Author : 竹川 智恵 
ちいさな発見、わたしの知床  シリエトクノート編集部
公式ウェブサイト http://siretoknote.main.jp/

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