食べる

【レストラン摩周】幻の”摩周そば”と文学を楽しむ、ちょっと硬派な休日|弟子屈町

摩周そばイメージ

夏でも涼しい道東・弟子屈町は、近年「摩周そばの町」として注目を集めています。
幻のそばと言われる摩周そば… いったいどんなお蕎麦なのでしょうか。今日は美味しい摩周そばのお店を訪ねてみました!

幻の摩周そば

寒暖の差が大きく、夏でも冷涼な摩周の大地は、この土地ならではの気候を生かしたそばの生産が盛んな地でもあります。
その特徴はなんといっても、鮮やかな薄緑色と、引き立つ味と香り!全国の名店からも注文が絶えない、人気のそばなのです。

摩周そばイメージ
(硫黄山を望むそば畑 ※写真提供:弟子屈町)

人気の秘密は、播種から70日ほどという収穫期の早さと、川湯温泉の町はずれにたつ「摩周そば乾燥工場」にあります。

摩周そばイメージ
(そばの花が咲く時期のそば乾燥工場 ※写真提供:弟子屈町)

一般的な収穫時期よりも早めに刈り取ることで、美しい青さと香りを保つのですが、この方法は量産ができないため、幻と言われているのです。

刈り取ったそばの実はその日のうちに乾燥工場へ運ばれ、農家ごとに管理された巨大な容器で製品に仕上げます。量が少ないからこそ、一軒一軒愛情をこめて丁寧にそば粉にすることが出来るのだそう。

毎朝手打ちする極上のお蕎麦

そんな美味しい摩周そばを食べられるお店は、町内に7店舗。
本日はその中の1軒、「レストラン摩周」にお邪魔してきました。

レストラン摩周

レストラン摩周は、町内随一の大型施設、「釧路圏摩周観光文化センター」の中にあります。
一見、お蕎麦屋さんには見えないお店構えですが、ここで提供されるおそばは店主こだわりの、本格的な手打ちそば。期待に胸をふくらませ、ドアを開けます。

摩周そばイメージ

お店のメニューには、オーソドックスなかけそば、もりそば、かしわそばなどいろいろなメニューがありますが、一番のオススメは、「三点そばセット」とのことで、早速注文してみました。

摩周そばイメージ

三点そばセットは、なめこおろしそば・とろろそば・天ぷらそば、3種類のお蕎麦が楽しめるというステキなメニュー!
3種類も…食べられなかったらどうしようと思うかもしれませんが、心配はご無用、どれも小ぶりの器で供されますからするりとお腹におさまります。

もうひとつ、女性に特に人気のメニューがこちら。

摩周そばイメージ

お店の二大看板メニュー、摩周そばと豚丼のセットです。

豚丼は、阿寒ポークの肩ロース肉をお店独自のレシピでやわらかく仕上げたもの。粗挽きの黒コショウと白髪ネギがぴりりとアクセントになっていて、誰もが大好きな味。おそばは温かいのでも冷たいのでもお好きなほうを選べますが、取材にお邪魔した日は北風の冷たい日でしたから、温かいおそばをお願いしました。

写真は「ミニ豚丼セット」で豚丼は小ぶりのものなのですが、他に「豚丼セット」という、レギュラーサイズの豚丼と、小ぶりのおそばをセットにしたメニューもあります。とってもお腹がすいている時には、そちらをぜひ。

また、おそば本来の風味を楽しみたい方には、こちらもオススメ!

摩周そばイメージ

「かしわせいろ」です。
親鳥をたっぷり使ったこくのある温かなそばつゆと、冷たいおそば。そば湯も一緒に出してくれますから、そばつゆの最後の一滴まで、味わっていただけます。

摩周そばイメージ

お好きなだけどうぞ、というお店手作りの天かすも嬉しいですね。
なお、店主が毎朝手打ちしている摩周そばの生麺は、道の駅摩周温泉でも販売しています。
近隣の方にはお土産としてもオススメです!

お蕎麦のあとは、文化鑑賞!

さて、美味しいお蕎麦を楽しんだあとは、お店から徒歩10秒、同じ建物内の「文化に触れるスペース」にもぜひ立ち寄ってみてください。
それがこちら、「更科源藏文学資料館」です。

摩周そばイメージ

原野の詩人と謳われた弟子屈町出身の詩人、更科源藏(さらしなげんぞう)の作品や写真、手紙など生前の貴重な資料を展示した資料館です。

摩周そばイメージ

厳しい自然の中に置かれながらも、暖かく力強い言葉で生きる力を伝え続けた更科源藏。その優しくて強い心、郷土を想う心が、見ている人にまっすぐに届くような展示です。

摩周そばイメージ

摩周そばイメージ

「こゝに来ると母がゐる
コトコトといふ庖丁の音に
なつかしいソバの香りに
ランプの光に白髪をひからせ
私を待ってゐてくれた母が」

生きていくということは尊いこと。この美しい大地で暮らせる喜びを改めて感じられたひとときでした。

美味しいおそばと更科源藏さんに元気をいただける、釧路圏摩周観光文化センター。
旅の途中にもぜひ、立ち寄っていただきたい施設です。

レストラン摩周
住  所:北海道川上郡弟子屈町摩周3丁目3番1号 釧路圏摩周観光文化センター内
電  話:015-482-1860
営業時間:11:00~15:00(※お蕎麦がなくなり次第、終了)
定休日: 火曜日、第4月曜日(※祝日の場合は営業します)
アクセス:JR摩周駅より、車で10分
~今回ご紹介したメニューの料金~
・三点そばセット 1,100円
・豚丼セット 1,250円
・ミニ豚丼セット 950円
・かしわセイロそば 950円
(※税込み 2016年11月現在)
http://www.soba-mashu.com

更科源藏文学資料館
電  話:015-482-1811(釧路圏摩周観光文化センター)
(展示に関するお問合せは、弟子屈町図書館 015-482-1616)
入館料: 無料
開館時間:9:00~17:00(※入館は16:30まで)
定休日: 火曜日(※祝日の場合は翌日)

Author:木名瀬 佐奈枝

コメントを残す

*