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【阿寒国際ツルセンター】国内唯一の施設で愛らしくて美しいタンチョウと出会う|釧路市阿寒町

阿寒国際ツルセンター

特別天然記念物のタンチョウの越冬地でもある阿寒町。タンチョウへの人工給餌発祥の地として知られ、古くからタンチョウの保護に携わってきました。

毎年、世界各国から観光客やバードウォッチャー、カメラマンがこの地を訪れています。

今回は、タンチョウの生態を知ることができる「阿寒国際ツルセンター」の展示コーナー、間近で美しいタンチョウを観察することができる野外飼育場を中心にご紹介いたします!

阿寒国際ツルセンターとは

阿寒国際ツルセンター

1996年に設立された「阿寒国際ツルセンター」は、
タンチョウの生態や行動などを研究し、発信しながらタンチョウの保護に役立てていく、国内唯一のタンチョウのための施設です。

阿寒国際ツルセンター

阿寒国際ツルセンター

展示コーナーでタンチョウの生態を知る

生後約7日〜10日のヒナ、約1ヶ月後のヒナも展示されています。映像資料やパネルでわかりやすく解説されているので、ゆっくりご覧いただくことができます。

阿寒国際ツルセンター

生まれて初めて見た、動くものや聞こえた声を親だと思う性質を持っているタンチョウ。

何らかの原因で親がいなくなったり絶滅しそうなツルを育てるために、
人がヒナにエサを与える時、ツルの親の姿をした腕人形を使います。

阿寒国際ツルセンター

くちばしでエサをつかんでヒナの口先に持っていきます。
その時、テープレコーダーで親の声を流しながら行います。
ヒナは親と同じ姿をしたツルを仲間だと思い、野生に戻ることができるようになるそうです。

阿寒国際ツルセンター

一時は、絶滅の一歩手前までに減ったタンチョウ。

大正時代の終わりに釧路湿原の奥で20羽ほど生きているのが確認され、給餌を試みた結果、次第に人里へ近づいてくるように。

タンチョウが阿寒に姿を見せるようになったのは、1948年〜1949年の冬。

1950年の1月、数羽のタンチョウが山崎定次郎さんの畑に舞い降り、山崎さんが家畜用のトウモロコシをまいたところ、タンチョウはそれから毎年来るようになったそうです。

阿寒国際ツルセンター
体験コーナーも。
どんな体験かは行ってからのお楽しみ!

野外飼育場で出会った美しいタンチョウ

展示コーナーの後は、野外飼育場へ。こちらでは、自然に近い状態で飼育されているタンチョウを、一年を通して観察することができます。

ケージの奥にいるムック。(ムックは代理親で育てられたタンチョウです。)

名前を呼びかけると反応してくれますが、何か気になるものがあるのか、
なかなかこちらに来てくれません。

阿寒国際ツルセンター

ガイドさんが何度も「ムック」「ムック!」「ムーック!」
呼んでくださったおかげで、ついにご登場。

阿寒国際ツルセンター

阿寒国際ツルセンター

歩く姿が可愛い!ケージの中にいるタンチョウ(ムック)は警戒しつつも人慣れしています。

「美しい!こんなすぐ近くで観ることができて感動しました!」と
お隣にいらっしゃった観光客の方も話していました。

近づいて写真を撮ることもできますよ。そして、見ているだけで心が癒されます。

なお、ガイドさんによる解説をご希望の方は、受付で尋ねてみてくださいね。

阿寒国際ツルセンター

日本の美しい自然とタンチョウを守る努力

「阿寒国際ツルセンター」分館の「タンチョウ観察センター」(11月から3月まで開館)の前に広がる給餌場では人工給餌を行い、野生のタンチョウが多い時で300羽以上飛来するそうです。

阿寒国際ツルセンター
(冬のイメージより)

雑食のタンチョウ。亡くなったタンチョウのお腹の中から空き缶のふたが出てくることも。
湿原や河川などの自然を守っていくことがツルを守ることにつながることを、センターで行っている研究、保護、発信活動を通じて知ることができます。

タンチョウの姿を間近に見ることで、日本の美しい自然や、共に生きるタンチョウをはじめとする動植物たちを、ずっと守っていきたい、そんな想いでいっぱいになります。

交通アクセス
・釧路空港から車で20分
・釧路駅からバスで60分。バス停「丹頂の里」下車
・阿寒湖畔から車で45分。

施設概要:阿寒国際ツルセンター〔グルス〕
入館料 大人470円(高校生以上)
    小人240円(小・中学生)
団体15名以上は割引あり。
HP) http://aiccgrus.wix.com/aiccgrus
北海道釧路市阿寒町上阿寒23線40番地 
営業時間)9:00〜17:00
休館日)年中無休
電話)0154-66-4011

Author:中村 真実

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